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OSI参照モデルとは

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このページでは「OSI基本参照モデル」についてお話したいと思います。

では、OSI基本参照モデルとは、一体何でしょうか?

簡単に言ってしまえば、インターネットをする為のルール(プロトコル)の事です。では、プロトコルとはインターネットだけの事を指しているのでしょうか?いいえ、プロトコルとはインターネットだけの事ではなく、私達人間が日常使っている会話や電話も意味しています。

いくつか例を挙げてみます。例えば、日本語しか知らない日本人に英語で話しかけても会話は成立しません。そしてその逆も然りです。日本語だけを知っている人には日本語を、日本語も英語も知っている人には日本語でも英語でも会話をする事が出来ます。こういった会話のルールもいわゆるプロトコル(通信規約)といいます。

また、電話を持っている相手にトランシーバーで会話が出来るでしょうか?当然出来ません。使っている電子機器も違うし、周波数も違うからです。こういった条件が成立すればおそらく、お互い会話が出来ます。これもプロトコル(通信規約)です。

ではここからが本題ですが、私達が日常で使っているパソコンや携帯電話でのインターネットにも上記で述べたように当然プロトコルが存在します。そして、その代表的な基準が「OSI基本参照モデル」です。
現在インターネットや携帯電話・スマートフォンを使っている人は私も含め、かなり多いと思います。特に近年スマートフォンでの通話やメール・インターネットを使用する人が急増しています。その私達が、深く考えずに当たり前のように使っているインターネットもメールもSNSも、こういったOSI基本参照モデルに守られて日々運用されています。

ではOSI基本参照モデルとは具体的にどのようなモノなのでしょうか。

OSI基本参照モデルは、簡単に述べると7つの階層に分かれており、その各階層でインターネットに必要な役割を果たしています。もし、インターネットでyahooやgoogleなどの検索、ホームページ閲覧を行うならば、この「OSI基本参照モデルの階層の原理」を無視して閲覧する事は通常出来ないようです。そして、それらが発展した姿が現在のスマートフォン等といえるでしょう。

OSI基本参照モデルの7階層

  • (第1層)物理層:電気信号を送るための物理的な決まり事 (LANケーブルやインターフェース、伝送速度といった類のものだけで通信を考えた場合の事。機器として「リピータ」がある。)
  • (第2層)データリンク層:同じネットワーク内通信を定めた規約(パケットデータを別のパソコンに飛ばした時に電気信号のデータが誤って通信回路内で衝突しないよう、人間でいう信号・交通路を確保してくれる事を指す。(MACアドレス、また、機器としてスイッチングハブの基準で考えた規約)
  • (第3層)ネットワーク層:違うネットワーク間での通信もしくはそのための経路を定める規約(データの通信経路を選ぶルーティングが行われ、それらはIPアドレスでやりとりされる。それを拡大する為の機器としてはルータを使う。)
  • (第4層)トランスポート層:通信の確実性を確保するための通信順序(通信エラーが出ても再送したり相手方にうまく到着したか確認する事も含まれる)
  • (第5層)セッション層:通信の開始から終了についての規定(コンピュータ同士での同期やフロー制御といったものも含まれる)
  • (第6層)プレゼンテーション層:データの形式・種類についての規定(文字コードや画像形式で適応するビット数などもそのひとつ)
  • (第7層)アプリケーション層:ホームページ画面全般での出来事など(HTTPやFTPなど)のアプリケーションソフトでの通信を規定
OSIの階層は1層から2層へ、2層から3層へ進むほど、より性能性の高い安全な通信手段が確保できるところも大きなポイントです(第2層のスイッチングハブでは出来ないネットワーク拡大やパケットのフィルタも第3層のルータなら出来ますし!)

ネットワーク系
資格サイト様

電気通信の工事担任者の国家資格試験

インターネット配線に来られた職員さん等が、光ファイバー配線等する時必ず携帯すべき国家資格だと言われています。

電気通信主任技術者の国家資格試験

各種無線系・伝送・線路設備の維持やその監督を行うのに必要な国家資格だと言われています。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構各種情報処理国家試験

インターネット・パソコン機器とそのソフト等を業務活性化・セキュリティの充実化などに生かせるかの能力を問われる国家試験。資格のジャンルも多数あり、スマホ等普及してきているこの時代、とても世間でのニーズも高くなっています。

インターネット検定【ドットコムマスター】

インターネット接続が問題なく出来ているか等を、パソコンでの無線・有線等使い適格な通信へと導く能力を問われる資格。NTTサポートの資格検定として、初心者レベル~上級者レベルまで様々である。